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ササユリ(ささゆり・笹百合)の栽培・種まき、発芽、開花のようす

ササユリは里山にそよぐ風が好き!

園芸化がむつかしいといわれるササユリ。当会では発芽率90%を確保する方法を開拓。小さな種から初めて花をつけるまで5〜8年。そのたくましくも健気な成長過程を紹介します。

【写真・資料提供 ササユリ研究博物館】
「ササユリ研究博物館」は、当会の発起人で初代会長の竹内幸生が運営する伊賀市の「まちかど博物館」です。
※写真・解説文の著作権は竹内幸生にあります。無断使用お断りします。

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ささゆりの履歴書 本名 Lilium.japonicum
家族 ユリ科ユリ属の多年草。
住所 本州中部から九州に分布。多年草。
日本だけに自生。山地の草原や明るい森が好き。古事記や万葉集に登場

ササユリの写真

小さな種から芽が出るまで1年! 秋に実ったササユリの種は翌年の秋に地下で芽を出します。夏の暑さを30日余り、冬の寒さを20日余り体験しないと発芽しません。 オニユリは翌春発芽するのに対し、ササユリは翌々春でないと発芽しないのです。

ササユリの種が発芽した写真
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米粒大の球根に秘めたパワー 種と根の中間に米粒大の球根が見えますか?秋に芽を出してから春が来るまでの間に地下では小球が育っています。小球は障害物を越 えるまで茎を伸ばしたり、光不足時の備蓄エネルギーの役割を持つほどパワーがあります。

ササユリの種が発芽した写真
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初めて地上に芽が出ました! 種を蒔いてから一年半後の4月上旬、初めて地上に芽を出します。写真は発芽して1ヶ月が過ぎた状態です。良好なものは秋には4枚の葉を付けるまでになります。梅雨時は病気、夏の夜はナメクジの標的にされます。

ササユリの葉が地上に出ている写真
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直径1センチになるまで2年! 上記写真の球根を秋に掘り起こしたものです。リン片が3〜4枚確認できますが、地上部の葉も3〜4枚あったということです。球根下部の根に波状の横縞があるのはその根が縮んだ跡で球根が下へ移動したことが伺えます。

ササユリの球根の写真
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光合成を葉の面積でカバー 種より2年半後の春、2回目の地上発芽。1枚の葉も1回目に比べると2〜3倍の大きさになります。本来ササユリは木陰に置かれるため、その光合成を「葉の馬力より葉の面積」でカバーすると考えられます。

ササユリの葉が地上に出ている写真
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5円玉大になった3年目の球根 上記写真の秋の終わりの球根で、『リン片』は分厚く充実しています。これに比べ自然球は薄いリン片が数多く集まって形作っており、光や肥料が存分に吸収できる栽培物との違いがあります。根の横縞は牽引根としての勲章です。

ササユリの球根の写真
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